Kisaragi_rin765の日記

帰ってくれ

星.見.純.那.という女

吾輩はすたぁらいとの好き者である。されど、をさをさしくは程遠く、日鍛錬ごとに勤しめり。
初めてすたぁらいと知ったは、見当もつかぬ程昔、少女☆歌劇 れゔゅーすたぁらいと ~り らいぶ~の頃である(見当は付いていたな)。
何でも一番最初の"VS れゔゅー"で銃士あらみじゅんなの「悲劇の協奏曲」で全体わんぱんしていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて星見純那に惚れた。
しかもあとで聞くとそれは"舞台少女"という人間中でいわゆる、凡人であったそうだ。(そもそも聖翔音楽学園に入る時点で、並みの人間以上ではあるが)
しかしこの凡人、この聖翔には親に勧められて入ったわけではない。しかし突出した才能があった訳ではない(比較級)。
しかしその当時は何という考もなかったから別段特別とも思わなかった。正直、主人公 愛城華恋の引き立て役、神楽ひかりとの関係性を示す役としか考えていなかった。
しかしこれは古川知宏と樋口達人のてのひらの上で踊らされていただけである。
掌の上で少し落ち着いて落ち着いて彼女達の武器を見た。落ち着いた頃にはアニメを全て見ていた。
この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。
第一、皆剣を持っている。
華恋が持つ”Possibility of Puberty”はブロードソード。直訳すると「思春期の可能性」。 極めて一般的な洋剣に見える。
ひかりが持つ短剣 "Caliculus Bright"はスティレットナイフ。「明るい蕾」。チェーンメイルを通したり、瀕死の敵に止めを刺すのに使われたそうだ。
真矢様は持つは"Odette the Mavericks"レイピア。「オデットの異端者(達)」※”オデット”は「白鳥の湖」に登場する姫で、悪魔に白鳥にされてしまう。多分騎士道精神としての意味。強さ、勇気、”弱者の”守護、高潔、誠実、博愛、信仰、礼儀があるという事。

参考: 騎士道 - Wikipedia

省略するが、クロディーヌはバスタードソード、まひるはメイス、双葉はハルバード、香子は薙刀
舞台少女にもだいぶ逢あったが唯一、射撃をする舞台少女である。余りにも地味ではないか? 剣と打ち合う事も出来ず、防げば折れてしまう。(まあ防いでるんだけど)
上掛けのボタンを落とす、というレヴューの勝利条件にも極めて適切とは言い難い。
しかし星見純那という女、誰よりも努力をしている。
例えば脅威のバランス力。第一話「舞台少女」の神楽ひかりとのレヴューでは、藤頭程の太さしかない円の空中ブランコに手首の力だけで乗り、両手だけで回転するブランコ中から体制を整えている。足がついてしまえば手を使わずとも姿勢良く立つ事が出来る。弓も引いている。
矢は防ごうとも跳ばず折れず、簡単には弾道は変わらない。つまり弦がバカ堅い。金属性であるボタンが抉れる程。 (単発射撃では折れにくい?連射は折られやすい)
又、命中精度も凄まじく静目標ならば数秒の間に二射続け、回避行動から振り返るHS未遂を決める。
...しかし動目標には少し苦手か、それとも飛び込み華恋ちゃんにびっくりしているのか、焦ると当たらない性質がある。

つまり、星見純那は誰よりも努力をし、生真面目的で、だからこそ例外処理にちょっと弱い。そんな女の子なのではないだろうか。少なくとも、第一話では。